カテゴリ : ビジネス・実用 ジャンル : 雑学・エンタメ / サブカルチャー・雑学 出版社 : 光文社 掲載誌・レーベル : 光文社新書 電子版発売日 : 2013年06月21日 コンテンツ形式 : .book サイズ(目安) : 2MB かれこれ25年にわたって私はインタビューというものを続けてきたが、今更ながらしみじみ思うのは、男に訊いても埒が明かないということである。話をしても何ひとつ解明しない。それどころか、しばらく話を続けていると頭の芯のほうから何やらぼんやりしてきて、そもそも何を訊くために来たのか忘れそうになるのだ。(本文より)男と女について、あらためてじっくり考えてみました。しあわせのヒントが、ここにあります――。
脳の研究は検証方法や、実験群の設計が難しく、世の中には非科学的、エビデンスに基づかない性差論など多く存在する、という話を研究者が語っていたのを聞いたことがある。性差はないとする人もいれば、面白おかしく何でも性差に結びつけて議論されることもあり、一様に語ることはできないことなのだろうなと感じる。一方、その点で、本書の面白みの一つが男女の小学生への友達とケンカした時のやりとりについてのインタビュー。全てではないとは思うけど、説明を聞かない、聞こうとしない、聞き出そうと努力したり、理解しようとしない姿勢はもしかしたら幼少期から根付いてしまうものかもしれないと感じた。 10年も前の本だけど、今読むべき本だと思います。
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