※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 住んでみたい空想の家を30点以上収録! 今までにない美術設定集!! 物語に出てくるようなユニークな家とその設定を描き、人気を博した吉田誠治の同人誌『ものがたりの家』の決定版が登場!! 既刊『ものがたりの家 I・II』に掲載された全作品に加え、新作15作品、コマ割り絵本、線画、作品解説、メイキングなど、本書初公開となる内容も収録しています。ページをめくる度に新しい物語が始まるような、見て、読んで楽しい美術設定集です。 著者:吉田誠治 プロフィール:背景グラフィッカー、イラストレーター。多数のゲーム背景の他、コミックマーケット97の紙袋のイラストや、書籍『美しい情景イラストレーション』の装画などを手がける。初画集『吉田誠治作品集&パース徹底テクニック』(玄光社)発売中。京都精華大学非常勤講師。
たまたま本屋で平置きされているのを手に取りパラパラと見た。その日は同じようにたくさんの本を漁ったが1冊も買わず。この本だけ、次の日に買いに行った。 住んでいる人を設定し、その人が住んでいる家が描かれているということだが、この家が作ったかのような人、あるいはこの家が物語を紡ぐといったこともありそうな、個性的な家ばかりだ。そこに住む住人が建てた家もあるが、家が人を選ぶこともある。ふとそんなことを考えた。 他の方も書いているが、これは大人の絵本ですね。何度見ても楽しめる大人の絵本。自由設計で家を建てるなら、一見に値する本です。 偶然だが、冒頭の悪戯好きな橋塔守と同じようなものが、最近読んだ小説に出てきた(『コールド・リバー』サラ・パレツキ―)。川のほとりにある使われなくなった橋守の古い建物に、敵に追われている主人公と子供が身を隠す。この本でもこの塔の住人は怪しい。建物が人を選んでるようだ。
|